高梁市議会 > 2020-06-15 >
06月15日-04号

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  1. 高梁市議会 2020-06-15
    06月15日-04号


    取得元: 高梁市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-04-25
    令和 2年第3回 6月定例会        令和2年第3回高梁市議会(定例)会議録(第4号) 令和2年6月15日(月曜日)            〇議   事   日   程             午前10時開議第1 一般質問            ~~~~~~~~~~~~~~~            〇本日の会議に付した事件日程第1 一般質問     6番 黒川 康司君     5番 三村 靖行君     2番 森  和之君            ~~~~~~~~~~~~~~~            〇出   席   議   員1番  伊  藤  泰  樹 君          2番  森     和  之 君3番  平  松  賢  司 君          4番  森  上  昌  生 君5番  三  村  靖  行 君          6番  黒  川  康  司 君7番  石  田  芳  生 君          8番  石  部     誠 君9番  石  井  聡  美 君          11番  宮  田  好  夫 君12番  森  田  仲  一 君          13番  倉  野  嗣  雄 君14番  川  上  修  一 君          15番  宮  田  公  人 君16番  川  上  博  司 君          17番  大  月  健  一 君18番  小  林  重  樹 君            ~~~~~~~~~~~~~~~            〇出席した事務局職員事務局長     加 藤 幹 生          局長代理     黄 江   浩議事係長     竹 竝 宗一郎            ~~~~~~~~~~~~~~~            〇説明のため出席した者〔市長部局〕  市長      近 藤 隆 則 君      副市長     藤 澤 政 裕 君  政策監     乗 松 晃 生 君      総務部長    佐 藤 仁 志 君  産業経済部長  大 福 範 義 君      市民生活部長  赤 木 和 久 君  健康福祉部長  蛭 田 俊 幸 君      病院事務長   久保木 英 介 君  総務課長    赤 木 憲 章 君〔教育委員会〕  教育長     小 田 幸 伸 君       ~~~~~~~~~~~~~~~            午前10時0分 開議 ○議長(小林重樹君) 皆さんおはようございます。 ただいまの出席議員は17名であります。定足数に達しておりますので、これより令和2年第3回高梁市議会(定例)4日目の会議を開きます。 本日の議事日程につきましては、お手元に配付いたしておりますように、一般質問であります。 質問の順序は、通告質問一覧表のとおりであります。            ~~~~~~~~~~~~~~~ △日程第1 一般質問 ○議長(小林重樹君) まず、黒川康司君の質問を願います。 黒川康司君。            〔6番 黒川康司君 質問席〕 ◆6番(黒川康司君) それでは、一般質問ということで、最終日、しょっぱつになるんですけれども、質問させていただきます黒川であります。よろしくお願いします。 今回は通告により2点の質問をしたいと思いますので、よろしくお願いします。 まず、1点目については新型コロナウイルス感染症対策について、2点目は福祉車両購入助成制度についてであります。 (1)の新型コロナウイルス感染症対策についての高梁市独自の支援策についてということで、何人かの議員さんが質問され、執行部の答弁により理解できましたので、この質問の1については省略させていただきたいと思います。よろしいでしょうか。 ○議長(小林重樹君) はい。 ◆6番(黒川康司君) また、(2)の高梁市医療計画についての質問でありますが、石田議員さんの質問とダブる内容かと思いますが、再度質問してみたいと思いますので、よろしくお願いいたします。 この高梁市医療計画については、市独自に策定された計画であると思います。成羽病院についても2003年SARSに対して、対策が国、県の指示によって、仮設外来というんですか、の施設を設置したこともありました。今回もこの仮設外来施設を活用できる体制で準備されていたと思います。このようなウイルス感染症がいつ発生するかわかりません。ぜひ、高梁市医療計画の中に、感染症対策について、具体的な対策を検討しておくべきと考えますが、市長の答弁をお聞きいたします。 ○議長(小林重樹君) 近藤市長。 ◎市長(近藤隆則君) それでは、黒川議員さんの御質問にお答えをしたいと思います。 高梁市の医療計画、議員の皆様方にはいろいろ御指導いただき、完成をさせております。市町村独自で医療計画を持つというのがなかなか珍しい状況でもありますが、これはやはり、こういう中山間地域である今の医療の需要と供給のバランスの中で、これからの体制としてどうあるべきかというのを大局的に求めたものが医療計画ということで御理解もいただいていると思っております。 その中で、高梁市の将来像としての医療体制というのは、こういうふうに持っていきますよというものをお示しさせていただいた。これは、一朝一夕ではなくて、10年なり、20年なりという計画ではあるわけでございますが、そうしたものをお示しさせていただいたところでございます。 御質問のありますように、この感染症対策というものを、これはコロナウイルスに限ることではないと思いますが、そうしたものをこの計画の中にという御質問であったと思いますが、例えば個々の事案、具体例に対しまして、この計画に入れるということではなく、これは、そうした感染症については、今も新型インフルエンザの関係についても、そうした感染症対策会議を持っておりますし、計画もあるわけでございますので、そうしたものの中で対応させていただくのがより具体ではないかなというふうに思うとこでございます。 そして、感染症対策というのは、やはり高梁市単独でできるものでは到底ございません。したがって、県、国といったところとの連携というのは非常に重要になってまいりますので、そうしたこだてのものを別に持たせていただき、これから進めさせていただくことがよいんではないかなという考えでございます。 もちろん、その感染症対策をするという前提に、高梁市の医療の提供できる体制がどうあるべきかというのを定めるのが医療計画ということで御理解を賜ればと思います。 ○議長(小林重樹君) 黒川康司君。 ◆6番(黒川康司君) そこについてはそういうことでしょうか。大局的にそこをつかんだものを医療計画として示していくということで、具体策っていうのがある程度明記されないと、なかなかそれも計画は絵に描いた餅になってしまうんじゃないだろうかなというような気はいたします。 それから、あと高梁市の医師会、医療機関との連携を密にされることと、それからやっぱり病棟、病床について、以前は結核病床というのを持ってました、40床。これについては廃止をしたんですけど、それまで国が交付税として、そこは40床分を見てくれていたという経緯があります。 今回も、国、県の動向は多少変わってくるんだろうと思いますけれども、そういう施設、例えば入院するときにはどうするのかという初期対応というのは、計画になくてもマニュアル、そういうものが作成されておれば、初期に対応できてくるんじゃないかなという気がいたしておりますので、医療計画の中に載せなくても、そういうマニュアルは別にまた考えていくということであるんならそれでいいんですけれども。もう一度聞かせてください。 ○議長(小林重樹君) 近藤市長。 ◎市長(近藤隆則君) マニュアルについては、これはもうインフルエンザの際のことが包含しておりますので、名称としては新型インフルエンザ等対策行動計画というものを策定いたしております。 当然、新しいものが必要であれば、それに適宜加筆修正をしていくということで、マニュアルは今持っておりますし、国、県のガイドラインというものもございますので、それに従ってまいりたいと考えております。 それから、病院関係のことに関しましては、当初、成羽病院42床の4階の病床についても、これは総務省なりが、国全体でありますが、病床削減計画ということの中で、対象になるのは公立である成羽病院かなという思いがするわけでございます。 ただ、今回のコロナウイルスのこうした感染症対策の中で、そうした病床も必要であるということも明らかになったわけでございます。相対的に見ると、全体の病床の割合がどうなのかというのは、改めて見直しはされると思いますが、じゃあ全部対応させるのかということにはなかなかならないんだろうと思いますし、当然、感染症でありますので、ほかに菌が行かないような、これはちょっと、詳しいことは病院の事務長がお話しするかもしれませんが、そうしたいろいろな対策をとれば42床から減るだろうという思いもするわけでございますので、そこら辺は国、県の動向等も注視しながら、これから対応してまいりたいと考えております。 ○議長(小林重樹君) 黒川康司君。 ◆6番(黒川康司君) わかりました。今後もその件については、高梁市の医療機関等の連携を密にして、役割分担っていうのをきちっとある程度は明記するか、考えておかなきゃいけないのかなと思ってますので、よろしくお願いします。 2点目の質問でありますが、福祉車両購入助成制度についてであります。 身体障害者の方で、車椅子やストレッチャーを使用しなければ移動が困難な方に対して、車椅子などで乗降が可能な装置を取りつけた車両の購入、このときに一部助成をしている自治体、これは新見市と井原市がありましたが、高梁市として助成ができないか質問させていただきます。よろしくお願いします。 ○議長(小林重樹君) 蛭田健康福祉部長。 ◎健康福祉部長蛭田俊幸君) それでは、お答えをさせていただきます。 本市におきましては、障害者社会参加支援として、自動車の改造を対象とした助成制度はございますが、これは障害者本人がみずから所有し、運転するための車両であることが要件というふうになっております。 本市におきましては、今、御質問にありました、保護者や御家族の方が介護用として使用する車両、いわゆる福祉車両の購入や改造に対する助成制度というのは、今現在整備いたしておりません。やはり、障害者社会参加につきましては、障害者総合支援法の理念や目的のもと、本市におきましてもさらなる促進を図っていかなければならないというふうにも考えております。 障害者を支える御家族あるいは介護をされる方のニーズがあるということも踏まえまして、制度拡充につきましては、実施に向けて進めていきたいというふうには考えております。以上でございます。 ○議長(小林重樹君) 黒川康司君。 ◆6番(黒川康司君) 今、いい御回答をいただきました。実施に向けて検討するということで、よろしくお願いしたいと思います。 なぜこれを言ったかというと、私の近所にもお子さんが障害を持った方がおられて、おじいちゃん、おばあちゃんが車で運転して、学校施設へ毎日通っておられます。そういうときに、車を買いかえるときに車椅子がすぐ乗れるような車を買われてるんですけれども、そのときに質問があって、高梁市には補助がなくて、新見市とか井原市はあったということで、ぜひ高梁市もそこについては、少人数ではあるかもわからんのですけども考えてくださいということをお願いされたし、私もそのとおりだと思いますので、ぜひこれは早い実施に向けてお願いしたいと思いますので、よろしくお願いします。 以上で私の質問は終わらせていただきます。よろしくお願いします。 ○議長(小林重樹君) これで黒川康司君の一般質問を終わります。 次は、三村靖行君の質問を願います。 三村靖行君。            〔5番 三村靖行君 質問席
    ◆5番(三村靖行君) 皆さんおはようございます。 私は、今回3点質問させてもらいますので、御答弁よろしくお願いしたいと思います。 まず最初に、防災対策についてでございます。 ちょうど通告したときにはまだ梅雨に入ってなかったので、通告質問一覧表にはこういう書き方をさせてもらっておりますが、本格的に梅雨シーズンを迎えました。先日も土曜日に、所によっては100ミリを超えるような雨が降って、もうあの雨を見ると、また2年前を思い出すような感じで、非常に不安な方もおられたんじゃないかなというふうに思います。 2年前の平成30年7月豪雨災害防災対策が、これからの対策について、組織間の連携、そしてまたそれをシミュレーションされとるかどうかというふうなことについてお聞きしたいと思います。 平成30年豪雨災害は、誰もが経験したことのないような非常に未曽有の出来事で、職員の方はいろいろな面で対応に苦慮されたと思います。そしてまた、その中で、いろいろな反省点もあったと聞いておりますけれども、今後、この災害対応について、平成30年豪雨災害を踏まえてどのように生かされておるのか、お聞きしたいと思います。 ○議長(小林重樹君) 乗松政策監。 ◎政策監(乗松晃生君) お答えさせていただきます。 平成30年7月災害でございますけれども、今おっしゃいましたように、これまで昭和47年以来、46年ぶりとなりますけれども、現存される職員のほうが経験したことのないような未曽有の災害でございました。 災害に当たっては、職員数も限られた人員の中で対応したところでございますが、なかなか各地域で頻発するような災害、事象に対応することが、余裕がない面もございまして、職員間の連携ですとか、情報共有ですとか、そういったところに課題があったというふうに整理しておるところでございます。 これを踏まえまして、昨年度、災害対策業務各部各課が適切に行えるように、地域防災計画のほうの役割分担を見直しまして、確実な災害時業務が行えるように体制整理をしてございます。 また、国のほうが中心となって、高梁川の水害タイムラインというものを作成されましたが、これの高梁市が、きちんと各部が行う業務を乗せ込んだ形で、高梁市の水害タイムラインというものも作成しまして、昨年の台風時期等を経た上で、今年度はさらに改良したものを既に運用しておるところでございます。 先日の7日に大規模水害対策訓練を実施しておりますが、この中でもこのタイムラインに基づいて対応をいたしました。 こういったところで、昨日、土日の大雨もございましたが、連絡等、職員間でも綿密にとりつつ対応いたしておりまして、注意体制ということまででございましたが、確実な対応をとれる体制になっているというふうに現在は思っているところでございます。 ○議長(小林重樹君) 三村靖行君。 ◆5番(三村靖行君) 準備はされておるようでございますけれども、私も昭和47年にちょうどその経験をいたしておりまして、今回大きな災害が2回目ということで、あのときを思い出すんですが、なかなかどっちが大きかったか、ちっちゃかったかというのははっきりせんとこもございます。 そんな中で、気づいたところは、市民対応というのが一番でございまして、一番気になるのが避難所とか、物資とか、健康面の管理であるとか、そして情報伝達とかソフト、ハードを含めて全体で職員の方皆さんがそれを共有しとるかどうかということが僕は知りたいんです。ですから、何人かだけが、上層部だけが知っといて、それが伝わってなかったというようなことが一番恐れることであって、そういうなんがおととしも何件かあったように聞いております。ですから、それをもう一度、職員間で共有してもらいたいと思います。 そしてまた、2年前の災害で、どうしてこんな大きな災害が起きたかというのを検証されたんですかと聞いたときに、今検証中でございますというような返答がございまして、あれからもう2年たちます。どのように検証されたのか、お聞きしたいと思います。 ○議長(小林重樹君) 乗松政策監。 ◎政策監(乗松晃生君) 災害の検証でございますが、各課のほうの災害対応における課題等を取りまとめて、それも参考にしながら、先ほど申しました防災時の体制の見直し等を行っているところでございます。 特に、避難所ですけれども、議員のほうからも今御指摘がございましたように、なかなか現場のほうにすぐに行けないようなところがあったとか、人員がなかなか回せなかったところもございました。避難所対応班のほうの人数がきちんと設置できるような形で、地域職員の配置ができるような形ですとか、それから協力班っていうものを設けまして、そちらのほうから人を適宜回せるような仕組み、こういったところも整備しているところでございます。以上です。 ○議長(小林重樹君) 三村靖行君。 ◆5番(三村靖行君) 万全を期してもらいたいというふうに思います。 そして、災害復旧というのは、もう皆さん知っておられるとおり、3年で復旧するというのが建前でございまして、あれから2年を経過したわけでございます。ということは、あと一年しか残っておりません。市道玉川落合線、いまだに未着工のままでございまして、今年度ももう上半期が、着工する折には過ぎるんじゃないかなというふうな気がするわけなんです。としますと、あれだけの工事を半年間で果たしてできるんかなというのが私の直感でございます。 そしてまた、土曜日の集中豪雨では事前放流をしたということで、あそこを通行どめにされておりますよね。事前放流をしたら必ず通行どめにされるのかどうか、その2点をまずお聞きしたいと思います。 ○議長(小林重樹君) 大福産業経済部長。 ◎産業経済部長大福範義君) お答えさせていただきます。 市道玉川落合線についてお答えをさせていただきます。 市道玉川落合線の工事につきましては、今、発注の手続をやっております。あと残りも年度内といいますと少ないんですけど、年度内完了に向けて事務のほうは進めておりますし、工事のほうも完成さすようにやっていきたいと思っておりますけど、災害につきましては不測の事態、予期せぬこともございますので、年度内を超えるということも想定はされます。そういう場合は皆さんに御理解をいただきたいと思っております。以上です。 ○議長(小林重樹君) 三村靖行君。 ◆5番(三村靖行君) 部長が言われるように、工期的にはちょっと難しいという気がします。というのが、川のことでもありますし、増水したらどうしても工期がおくれてくるというのもございますので、ちょっと心配したわけなんです、事前放流もありますし。事前放流されたら必ず通行どめをされるんですか。 ○議長(小林重樹君) 乗松政策監。 ◎政策監(乗松晃生君) お答えさせていただきます。 昨日の新成羽川ダム事前放流ですけれども、14日の午前2時から放流されまして、その関係で玉川落合線の通行どめをいたしております。 玉川落合線のほうは、今、災害復旧状況応急対応ということで、大型の土のう、黒い大きな土のうを置いておりますが、これが川の水につかると崩れる可能性もあるということで、広瀬の水位を見ながら通行どめをしようということで、建設課のほうで検討しているところでございます。 特に、事前放流前に広瀬の水位が、最大の水位で3.4メートルから3.5メートル近くまで上がっておりまして、そこに加えて事前放流の水がやってくるということで、大型土のうがつかるんじゃないかっていうことを勘案して通行どめをしたところでございますが、結果的には新見市のほうからやってくる水位が減少したっていうこともあってか、大きな上昇はなく、大型土のうがつからなかったということでございました。 通常ですと、事前放流だけでは、大型土のうはつからないというふうに考えておりますので、事前放流のたびに通行どめをするということはないということで、水位を勘案しながら、事前放流でもし大型土のうがつかるというような判断をしたときには通行どめをするというようなことになろうかと思います。 ○議長(小林重樹君) 三村靖行君。 ◆5番(三村靖行君) ということは、事前放流するたびに通行どめはしないと。その状況を見ながらさせていただくということですよね。ありがとうございます。 続きまして、2番目の大きな災害が起きた場合、例えば水害とか台風、地震でございますけれども、市内に居住していなかったら、例えば職員の招集は間に合わないんじゃないかと、支障が出るんではないかというふうに心配しております。水害とか台風は、ある程度天気予報等で予知されますけれども、地震の場合にはいつ、どんな状況で起きるかわかりませんから。地震は岡山県は少ないと言われますけれども、もしあった場合には、遠くから通勤されとる方は、やはりどうしてもここに勤務する時間がおくれてくるということになれば支障が出るんじゃないかなというふうな気がしておりますが、そのことについてお聞きしたいと思います。 ○議長(小林重樹君) 乗松政策監。 ◎政策監(乗松晃生君) お答えいたします。 休日ですとか夜間の災害発生時の職員参集のことだと考えております。 職員の参集につきましては、非常事態に入りましたときですけれども、水害については、やはり台風ですとかは事前の予報等がございますので、おくれることはないというふうに考えておりますが、地震につきましては突発の事象であるっていうことですとか、それから遠方の方、市内も含めてですけれども、いろいろ経路が落石等で通行どめになる可能性もございますので、こういったところは課題があるところもあるかとは思います。こういった休日、夜間の緊急時も参集できるようにということで、昨年度BCPと言われる非常時の、災害時の優先業務等をまとめつつ、その業務継続計画っていうものをつくっております。 この中で、どういう条件のときには庁舎のほうに集まらないといけないっていうのは、防災計画にのっとってきちんと周知していく体制もできておりますし、ことしの3月には地震の対応ということで、抜き打ち非常参集訓練を行っているところでございまして、この結果ですと、朝の6時に地震が発生したということで、各所属長のほうから職員の呼び出しを行いまして、1時間半で約96%の職員が参集できているという状況でございます。かなり早い時間で大部分の職員が集まっているという状況でございまして、この訓練においては、国道の180号ですとか、大きなところの災害が発生したということで、通行しないような想定もしながら立てたものでして、そこら辺が通行できるようですともう少し早く参集できるとも思いますし、こういった訓練も通じながら、きちんと参集できる体制は整備していこうというふうに思っているところでございます。 ○議長(小林重樹君) 三村靖行君。 ◆5番(三村靖行君) 抜き打ち訓練をされとるということで、非常にこれは効果があるんじゃないんかなというふうに思いますし、また96%ですか、参集したということでございます。引き続き、業務に支障のないように訓練などしていただきたいと思います。 次に、3番目の建設業協会との連携は機能しているのかというふうな質問でございます。 協会とは防災協定を結んでおられますが、もう四、五年になるかと思うんですが、おととしの平成30年豪雨災害では協会との連携はうまく機能したのでしょうか、お聞きします。 ○議長(小林重樹君) 乗松政策監。 ◎政策監(乗松晃生君) お答えさせていただきます。 一般社団法人の岡山県建設業協会高梁支部との災害協定ですけれども、平成25年10月に大規模災害応急対応業務の実施について協定を締結しております。市内の建設業の事業者の方で加入が多い協会と協定することで、市内全域での災害対応応急対応っていうところが迅速に行えるというふうに考えているところでございます。 一方、平成30年7月豪雨時でございますけれども、大規模な災害が全域で多数発生したということもありまして、市の情報の収集ですとか、整理の体制も追いつかないところがございまして、建設業協会との連携がうまく図れないようなところもございました。こういったところはきちんと、災害にあってはその協会、それから交通規制をする場合は警察等も必要ですので、県も含めて、こういった関係機関がきちんと協議をして、応急対応をどこをしていくっていうような情報共有もしていくようなことが必要だろうということを昨年度から調整をさせていただいているところです。こういった調整を行いつつ、円滑な応急対応が行えるように、今後も進めてまいりたいと思っております。 ○議長(小林重樹君) 三村靖行君。 ◆5番(三村靖行君) 今まで協会に、例えば出動要請をしたことがあるということでしょうか。お聞きしたいと思います。 ○議長(小林重樹君) 乗松政策監。 ◎政策監(乗松晃生君) お答えいたします。 平成30年7月災害のときには、協会のほうと相談はしていると、要請のほうですね、はしているという状況でございます。なかなかその具体的な場所ですとか、そういったところの対応が難しいということで、全てを協会のほうで対応いただけたわけではございませんで、そのほかの協会以外の業者の方とも調整はさせていただいておりますが、平成30年には調整をさせていただいております。 ○議長(小林重樹君) 三村靖行君。 ◆5番(三村靖行君) いや、ちょっとわかりにくかったんですが、出動要請は、例えばどこどこの現場に行ってくださいとか、この協定を結んだ上で、そういうことはお願いはしてないということですか。しとるんですか。平成30年豪雨災害のときに。 ○議長(小林重樹君) 乗松政策監。 ◎政策監(乗松晃生君) 協定に基づいて対応していただきたいということで連絡をしていると。ただ、その場所、場所で、全ての対応が協会ではできないっていうこともあるということで、全ての箇所を協会で対応したわけではないということでございます。 ○議長(小林重樹君) 三村靖行君。 ◆5番(三村靖行君) 協定を結んでおられるということは、私はいろいろな分野で協会との連携を図るのが必要じゃろうと思うんです。どうしても市民だけの力ではどうすることもできないことがございます。機動力が必要なんです。そのためには協会の力をかりんと何もできないというのは、僕は現状だろうとは思うんです。ですから、そこら辺をはっきり、どこまでお願いするとか、どういうふうな対応をするとかというのは、やはりもう少し、協定を結んでいる以上は詰めていただいて、高梁市も広うございます。ですから、場所によってはこういう対応をさせてもらうとか、もう少しきめ細やかな対応をしてもらわんと、大きな災害が起きたときには、私、絶対お願いせにゃいけんと思うんです。そのときに、連携がとれてなかったら、市民の方にも迷惑をかけると思うんです。ですから、今後そのような体制をとられるのかどうか、再度お聞きしたいと思います。 ○議長(小林重樹君) 乗松政策監。 ◎政策監(乗松晃生君) お答えいたします。 協会のほうに応急対策をしていただくということが、市の全域での円滑で迅速的な対応のためには必要だという思いで協定もさせていただいております。それを具体に実行に移せるように、その具体のところの動きですとか、そういったところは調整をさせていただきたいと思っております。 それから、市内業者が減少傾向にある中で、災害時の緊急性の高い対応であるということもございますので、協会が中心にはなりますけれども、思いとしては市内にいる全事業者、建設事業者にも協力いただきたいと、こういった仕組みになればいいなというふうには思っているところでございます。 ○議長(小林重樹君) 三村靖行君。 ◆5番(三村靖行君) よろしくお願いしたいと思います。 次に、2番の……。 ○議長(小林重樹君) 質問の途中ですが、ただいまから10分間休憩いたします。            午前10時35分 休憩            ~~~~~~~~~~~~~~~            午前10時45分 再開 ○議長(小林重樹君) 休憩前に引き続き再開いたします。 引き続き、三村靖行君の質問を願います。 三村靖行君。 ◆5番(三村靖行君) 2番目の土木技術職員の早期退職について問うでございます。 この10年間で土木技術職員が、若い人ですけれども、どれくらい退職されておるのか、お聞きしたいと思います。 ○議長(小林重樹君) 藤澤副市長。 ◎副市長(藤澤政裕君) お答えをさせていただきます。 10年間でございますので、平成23年度採用以降、ことしの令和2年度採用までの間で、土木の技術職は、採用が15名に対して退職が16名でございます。そのうち、30歳前後ですが、若手の退職者っていうのは5名おられます。以上です。 ○議長(小林重樹君) 三村靖行君。 ◆5番(三村靖行君) 採用15名、退職16名ですか。非常に私はこの数字は多いと思います。というのが、職員になるためには皆さん、志を持って入ってこられると思うんですが、10年間で採用15名、退職16名といいますと、1年に1人以上やめとるというような算数になるわけでございますが、この原因は何があると思われますか、お聞きします。 ○議長(小林重樹君) 藤澤副市長。 ◎副市長(藤澤政裕君) お答えをさせていただきます。 理由っていうのは一概に申し上げられませんが、ちなみにその若手職員5名の状況を伺ってみますと、出身が市外、県外の方、そして地元に近い自治体に再就職先を求められた結果というのが非常に大きいというふうには理解をいたしております。以上です。 ○議長(小林重樹君) 三村靖行君。 ◆5番(三村靖行君) 新採用のときはもう初めから、遠くから来られても、高梁市を受けとるわけですから、距離が遠いのはもうわかっとることなんです。ですけど、今、副市長言われましたけれども、市外とか県外とか言われますけれども、僕はそれだけじゃないと、ほかに理由があるんじゃないんかなと思うんです。 10年以上、20年、30年前ですと、そういう人は一人もおらなんだと思うんです。ところが、技術職員で入って、30歳になるまで技術を深めていって、30歳前後で、よしこれからじゃというときに転職されて、やめていくというパターンが、ほかの市へ行かれとるというのが非常に多いかと思うんですが、こういうことが繰り返されますと、同僚の職員は本当に、私は落胆すると思うんです。同じように仕事をしていって、これからというときにやめて、ほかの自治体へ行ってしまうと。どうも普通では考えられんことが起きてるわけなんですが、何かこれは私は原因があると。そこら辺は、出身が県外とか市外だけでは、私は済まされんのじゃねんかなと思うんです。 いろいろ聞く中で、どうしても何かやる気がないというてはいけんのんですけれども、どうも前向きな姿勢が見られんような感じを受けるんです。特に、平成30年の災害が起きて、いろいろ市民対応もせにゃいけません。地域対応もせにゃいけませんと。そんな中で、いろいろと職員にお願いしますと、どうもなかなか歯切れが悪い。フットワークが悪い。前向きに行かないと。以前はこんなことはなかったのが、そういうふうに見受けられています。 やめるということになれば、毎年募集されます。ですから、ずっとこの10年間は毎年やめて、毎年募集しょうるというふうな状況が続いとると思う。これは本当に真剣に考えにゃいけんと思うんです。異常じゃと思うんです、毎年というのは。それが現実に起きとるわけです。 ですから、その職員自体は、組織の問題もございましょうけれども、どうも問題があるんかなというふうな気がいたしております。ですから、組織が充実せんと職員も、私はなかなか意識改革もできんと思うんです。意識改革をせんと、私は市民の目線に立った仕事に影響してくるというところへいくんではないんかなというふうに思うわけなんです。 これが、今の理由だけでいかれますと、恐らくまだ続くであろう、そういうふうな気がいたしております。ですから、毎年やめて、毎年募集していくと。そうすると、市民にも影響するわけなんです。もちろん、技術職員でございますので、現地へ出向く、建設現場へも行くということになりますと、せっかく新採用で入って、何年間で技術を身につけて、それを、よし、これから発揮するんじゃというときに、現場へ行って発揮するときにやめていくということは、現場で仕事をさりょうる業者の人に、僕は迷惑かかってくると思うんです。なぜかといいますと、また若い人が現地に来ると。それで、同じように判断できればいいですけど、それは無理なことがございます。そしたら、どうしても現地はおくれます。おくれるということは市民にも影響してくるということなんです。 ですから、いろいろなところへ影響を及ぼすのが、この早期退職になるんかなというふうに思うわけなんです。ですから、出身が市外、県外だけじゃ済まされん。もっと組織として職員にやる気を出さす、意識改革をさす。組織の充実を私は求めるんですけれども、そこはどういうふうにお考えでしょうか。 ○議長(小林重樹君) 藤澤副市長。 ◎副市長(藤澤政裕君) お答えをさせていただきます。 議員おっしゃいますように、こういった若手職員の退職っていうのが続きますと、職員の意識、士気、こういったものにも影響があると思いますし、ともかく市民に対する影響というのは少なからずあるというふうな認識をいたしておりますけれども、やはり日本といいますか、地域の流れというのが、東日本大震災以来、相次ぐ災害がたくさん起きております。 こういうときに必要となる職員というのは技術系の職員だというふうに思っております。これはいわゆる一つの地域間競争のあらわれだろうというふうに思っておりますし、その中で、先ほど言いますように、どうしても地元の自治体、地元の自治体近くのそういった職場を探されるという傾向というのはあるんだろうというふうに思うところでございます。 退職希望の方々と面談を行い一定の理解はいたしますけれども、やはりここの地において、5年、10年近く勤めていただいたという、そういう思いも、どういう思いを持っているのかということも聞かせていただいた、そういう経過はたくさんありますけれども、やはり多くがおっしゃるのは今のようなこと。それと、やっぱり家庭の事情というのが、出身地近くへ戻りたいという意識を後押しさせているのかなというふうには思うところでございます。 ただ、市としても、これをよしとしてるわけではございません。議員も言われましたように、技術系職員については通年募集という形をとっております。希望があれば面接を受けて試験をする、こういった形で確保をいたしておりますし、再任用のような形で、任期つきの職員の方にも5人、6人と、今職場で活躍をいただいておるところでございます。こういった採用のあり方というのもいろんな形が今ありますので、市の実情を十分理解いただいて、活躍ができる方々の採用を目指して、取り組みを進めていきたいというふうに思うところでございます。よろしくお願いいたします。 ○議長(小林重樹君) 三村靖行君。 ◆5番(三村靖行君) 一番は、僕は組織の充実だろうと思います。もうそこを徹底的にされて、職員の働きやすい、仕事のしやすい環境に持っていってほしいと。そうすることによって、私はこういうことは起きてこんのんじゃないんかなと。起きてこんと言うたらいけんのですけど、少なくなってくるのかなというような気がいたしております。ですから、幹部の方から、風通しのよい組織の充実を求めておきたいと思います。 次に、3番目の第2次高梁市地域公共交通網形成計画についてでございます。 このことについては、私は前から質問を何回かさせていただいております。路線バスとの併用、4条路線との併用で、第1次は計画をされておりまして、定期バス、4条路線を生かして、その空白の間に福祉バスとかいろんなバスを走らすんだというのが第1次の計画だったろうと思います。それをされて、地域でやっとられますが、非常に乗車率が悪い、利用率が悪い、そしてまた利用料金も高いということで、何回か私も質問させてもらっておりますが、これから第2次を計画されるようでございますが、そんな中で利用料金はどのように考えておられるのか、お聞きしたいと思います。 ○議長(小林重樹君) 赤木市民生活部長。 ◎市民生活部長(赤木和久君) この質問につきましては、私がお答えをさせていただきたいと思います。 議員おっしゃりますように、本市の公共交通につきましては、基本的に民間バス路線を主軸といたしまして、支線を生活福祉バスなどで補完するという形でございます。 生活福祉バスの料金につきましては、同じ地域内ですと一律300円、最大でも800円ということで、民間バスとの格差を生まないような料金設定をさせていただいてるとこでございます。 生活福祉バスの利用状況でございますが、議員おっしゃいますように、年々利用者が減少しているという状況でございまして、運行時間や経路、料金などもこの要因の一つかと考えております。 利用料金につきましては、県内の市町村の公共交通に係る公費負担額の状況でございますが、都市部に比べまして中山間地域のほうが多い傾向ということでございまして、近隣でも同じような状況でございます。市域の広大な市は負担が大きくなっているという傾向でございます。今後もですが、地域公共交通のニーズもそれぞれの市によって異なりますので、それに基づいた、それぞれの市に則した再編を行っていくということが必要かと思っております。 料金についてのお尋ねでございますが、サービス利用の対価として最低限の利用料金の設定はやむを得ないと思っておりますが、地域からの要望については、今後も引き続き見直しなどを踏まえて検討していきたいというふうに考えております。以上でございます。 ○議長(小林重樹君) 三村靖行君。 ◆5番(三村靖行君) 見直しをされるということでございますが、今、部長が言われたように、近隣の総社市とか真庭市とかと、どうしても使われる方、地域の方は比較されるんです。比較しますとちょっと差があるんです。そのことを言われるんです。いろいろな交通形態の形はあるんですけれども、そういう方は恐らく金額で言われますから、高梁市はどうして高いんですかと。真庭市はこうですよ、総社市はこうですよという話をよく聞かせてもらいます。ですから、それはもう前から僕も言わせてもろうとんですけれども、中山間地域でございますから、いろんなハンデはございます。ですけれども、例えば巨瀬から市街地ですと700円なんです。中井からですと800円要るわけなんです。これは片道でございますので、それが往復するということになれば、掛ける2になるわけなんで、それが1回が2回、2回が3回となると、大変な額になってくるというのが地域の皆さんの思いなんです。ですから、そこら辺を、どうせされるんなら、見直しされるということでございますんで、踏まえて計画してもらいたいというふうに思います。 これに関連するんですが、2番目の、そのままじゃったら恐らく、今のまま見直されるからいいと思うんですが、今のままで2次計画になりますと、多分利用される方はもう変わらんと思います。いろいろ聞いた中で、もういっそのこと、またもとに戻ってタクシー券を配布したらどうですかという意見を私、聞いております。これが一番よかったんですというなことを言ようられるんで、もう細かいことは言いません。とりあえずタクシー券の復活というのは考えられないでしょうか、お聞きします。 ○議長(小林重樹君) 赤木市民生活部長。 ◎市民生活部長(赤木和久君) 失礼いたします。 2次の計画でございますが、既存の交通体系の再編とともに、一般タクシーを公共交通として位置づけることや、タクシー利用の助成制度の創設を掲げております。タクシー券ということもございますが、タクシーの利用につきましては、利用者にとって何よりも自宅から目的地にいけるということや、時間が自由に設定できるということなど、利便性は大きく向上するということを考えております。 それぞれ検討していく内容もございますが、これにつきましては先行している自治体の例もございます。本市に見合ったいい形となるようなことを考えていきたいと思っておりますが、まずはモデルとなる地区を選定して、実証期間を設けまして、その利用状況などを見ながら進めてまいりたいというふうに考えております。以上でございます。 ○議長(小林重樹君) 三村靖行君。 ◆5番(三村靖行君) 地域を設定して行うということは、タクシー券の配布を行うということでしょうか。もう一度お聞きします。 ○議長(小林重樹君) 赤木市民生活部長。 ◎市民生活部長(赤木和久君) 実証実験の具体的な導入エリアにつきましては、想定でございますが、交通空白地域であるとか、今後行います公共交通の再編地域などが対象というふうなことを想定しております。 どういった形での助成制度になるというのは、今後検討してまいりますが、議員おっしゃいますのも一つの方法だろうというふうには考えております。以上です。 ○議長(小林重樹君) 三村靖行君。 ◆5番(三村靖行君) もう、検討も検証もされりゃいいんですよ。ですけど、もう一番いいのは、やっぱりタクシー券の配布です。それが一番簡単で、皆さん、市民の方に使いやすいし、理解されやすいと私は思いますんで、ぜひその方向で2次の計画のほうへ検討してもらいたいというふうに思います。何かございましたら。 ○議長(小林重樹君) 赤木市民生活部長。 ◎市民生活部長(赤木和久君) タクシーの利用の助成制度につきましては、さまざまなことを検討していきたいと思います。先ほど申し上げましたが、議員おっしゃいますことも一つの方法として、今後検討してまいりたいと思っております。以上でございます。 ○議長(小林重樹君) 三村靖行君。 ◆5番(三村靖行君) ぜひ検討、お願いしたいと思います。 以上で質問を終わります。 ○議長(小林重樹君) これで三村靖行君の一般質問を終わります。 次は、森和之君の質問を願います。 森和之君。            〔2番 森 和之君 質問席〕 ◆2番(森和之君) 済いません。質問の順序の変更をお願いしたいんですけど、よろしいでしょうか。 ○議長(小林重樹君) 言ってください。 ◆2番(森和之君) 大枠で1番、2番、3番と振ってありますが、順序を入れかえて、3番と1番を入れかえさせてください。3番を一番最初にやって、コロナウイルスが一番最後になります。 ○議長(小林重樹君) 大きい1番、2番、3番。            (2番森 和之君「はい」と呼ぶ) の3番を最初。            (2番森 和之君「はい。1番が最後になります」と呼ぶ) 豪雨の分ね。            (2番森 和之君「はい」と呼ぶ) わかりました。 3番、1番、2番ですか。            (2番森 和之君「3番、2番、1番になります。だから、この番号で言うと、3番、2番、1番という順番になります」と呼ぶ) コロナを最後よな。            (2番森 和之君「はい」と呼ぶ) わかりました。じゃあ、後ろから行くということじゃな。            (2番森 和之君「はい」と呼ぶ) はい。 ◆2番(森和之君) 6月議会一般質問、またしてもトリを務めることになりました森和之であります。 市長を初め、執行部の皆様には、誠意ある御答弁をよろしくお願い申し上げます。 それでは1番、平成30年7月豪雨災害復旧未完了箇所について御質問します。 土曜日から日曜日にかけて大雨警報が発令されました。まだ梅雨のはしりであり、これから本格的な梅雨のシーズンを迎えるに当たり、災害復旧が完了してない現場が心配されます。安全性の検証と対応は、関係機関と協議できているのでしょうか、御質問します。 ○議長(小林重樹君) 大福産業経済部長。 ◎産業経済部長大福範義君) お答えをさせていただきます。 平成30年7月災害の件でございますが、道路、河川の公共土木災害が全部で343件ございました。そのうち、現在未完了地区が122件で、率にいたしますと36%ということになっております。 今、議員おっしゃいました点検といいますか、状況はということなんですけど、建設課、西部土木事務所、市内事務所が2カ所ありますが、災害現場へ行くときに、そういう被災現場でまだ手のついていないところ、未完了地区等については、随時道中でパトロール等して状況を把握しておりますし、県等ともそのあたりの連携はしております。以上です。 ○議長(小林重樹君) 森和之君。 ◆2番(森和之君) ありがとうございました。 6月7日に高梁市の広範囲で防災訓練が行われております。この本庁舎のほうでも自衛隊、警察、中国電力、岡山県、また国からは災害対策現地情報連絡員、これはリエゾンとか呼ばれるものですか、など集めて、対策本部を設置して訓練等が行われておるのであります。訓練でありますので、当然市のほうでは被害箇所を想定して、情報伝達や交通規制などがどう行われるかなどというものを恐らく行ったんでありましょうが、実際に、どういった場所が危険度が高いということを本当に認識なさってるんでしょうか。もう一度質問します。 ○議長(小林重樹君) 大福産業経済部長。 ◎産業経済部長大福範義君) 今、危険な箇所といいますと、これからですとやはり大雨が出ますと河川の水位が上がります。現在ではまだ完成しておりません、きょう質問がありました玉川落合線の右岸の災害復旧、それから上流に行きますと、県の工事になりますが、落合橋の下流の右岸の、現在でも土のうを積んでいる箇所、それから上流に行きますとしゅんせつ等がまだのところ、いろいろあります。これからですと、特にそういう河川に関連したとこが危ないと認識をしております。以上です。 ○議長(小林重樹君) 森和之君。 ◆2番(森和之君) ちょっと市民のほうから、森さん、本当にこのままで大丈夫なんだろうかというようなことで、現地に行って確認すると(資料掲示)、こういうトンバッグっていうんですか、土とか石を積めて水が入らないようにしているところなんかでも、このように破れております。なおかつ、いろんな箇所を見てると、このようにすき間があいております。当然ここに水が当たっても、これで防ごうというような形とか、これで何とか大丈夫じゃないんだろうかなという形でこういったものを設置しとるんでしょうが、こんな状態では水が当然防げません。もし、こうなっとるとこに水が入ってくると、あっという間にトンバッグは恐らくふにゃっとふやけて水が入ってくるような危険な箇所が多々あります。市民からこういったようなことを本当に心配される声も僕は受けております。 この週末には100ミリを超すような雨が降りまして、恐らく今、考えられているような状況はとても大きく変わっていると思います。再度危険箇所のチェックをしてほしいなという要望でありますが、それについてはどうでしょうか。 ○議長(小林重樹君) 大福産業経済部長。 ◎産業経済部長大福範義君) お答えさせていただきます。 今の土のうの箇所、当初、土のうを積み上げた時点ではすき間もなくきちっとできとったんですが、年数がたちますと、やはり土砂のほうも締まってすき間ができたりします。現場へ行くとき、特に玉川落合線でありますとか、土のうを積んである箇所につきましては、そういう危険ということを観点に点検もいたしております。場合によりましたら修繕等もします。ただ、全部が全部ということはないんですけど、修繕も小さい部分の修繕はなかなか難しいんで、少し量的にできた時点で修繕はさせていただいております。また、修繕不可能なときには、ナイロンといいますか、ビニールシート等で覆う等、対策も考えております。そういうことで点検も行っておりますし、県等の工事の情報についても、お互い情報共有を図って、少しでも災害が少ないように努めております。以上です。 ○議長(小林重樹君) 森和之君。 ◆2番(森和之君) ありがとうございます。 本当にこの前の大雨でかなり状況は変わってきとると思います。 この前の災害のときも自分は思うたんですけども、例えば県が積んだ場所だからうちは関係ないと。ここはうちの担当じゃないというようなことの必ずないように、しっかりチェックをして、住民の安全に備えてほしいものと考えております。 それでは、ありがとうございました。じゃあ、次の質問をさせていただきます。 ○議長(小林重樹君) 質問の途中ですが、ただいまから10分間休憩いたします。            午前11時13分 休憩            ~~~~~~~~~~~~~~~            午前11時23分 再開 ○議長(小林重樹君) 休憩前に引き続き再開いたします。 引き続き、森和之君の質問を願います。 森和之君。 ◆2番(森和之君) それでは、2の建設課維持補修係について御質問します。 市街地でも、市民の皆様から要望が多いのは道路関係の要望であります。そこで、今年度、建設課に新設されました維持補修係について質問させていただきます。 (1)市道の維持、補修を専属的、これ、専門的って言わんのが何か少しひっかかるんですが、専属的に行うと聞きましたが、係を新設したことで市民の要望に細やかな対応ができているのでしょうか、御質問します。 ○議長(小林重樹君) 大福産業経済部長。 ◎産業経済部長大福範義君) お答えさせていただきます。 令和元年度に建設課に要望のあった件数でございますが、約270件ございました。令和2年度、ことし4月、5月ですが、約70件の要望がありました。市道の修繕に関する事案が非常に数多く寄せられております。そういうことで、昨年まで建設課では建設係と管理係、2係でございました。維持補修を専属的に担う部署ということで、今回維持補修係を新しく新設をさせていただきました。以上です。 ○議長(小林重樹君) 森和之君。 ◆2番(森和之君) 係を新しく新設して、市民の要望に応えていこうというのが一番でありましょう。ただ、市民のほうからは、何年も前から要望をかけとるんだけど、いまだかつて道路は直らないと。なおかつ、いつごろ完了するんだとか、返事もないと。相談に行けば、緊急度だとか利用度、そういったものの説明を受けて、首をひねりながら帰らざるを得ないような状況で、道路のほうは本当に少しもよくならない、そういった苦情が多々聞かれます。そういったもんに対して丁寧に応えてあげるというのが、僕は筋じゃないかと思うんですけども。維持補修係を専属でつくって、そういったものの声に関してはきめ細やかな対応が本当に行えるんでしょうか。 ○議長(小林重樹君) 大福産業経済部長。 ◎産業経済部長大福範義君) お答えさせていただきます。 維持補修専属ということで、今回維持補修係を設けさせていただいております。議員、今、おっしゃいましたように、市民対応について少し丁寧さが欠けるような面もございました。返事が遅い、そういう面もあるんですけど、今回、専属ということで取り組んでいきます。一番は現場に行って、地元の方と確認して、こうこうこうですよというような回答ができる、これで体制が整ったのかなと思っております。今まで丁寧な説明がちょっとできてなかった面もあるんですけど、専属ということで、そのあたりの住民の方とのやりとりを迅速に行いまして、また工事等、本当に必要な箇所につきましては、専属なんで速やかに対応ができるものと思っております。以上です。 ○議長(小林重樹君) 森和之君。 ◆2番(森和之君) 市民と対話して市民の気持ちに寄り添う、市長、この前も強く言われましたが、そういうことが本当にこういった事案には大事なんだと思います。係を新設して何も変わらないでは困りますので、しっかりとやっていただきたいものであります。 それでは、(2)の質問に移らさせていただきます。 市街地また市街地以外でも、自分が現地へ行ってみますと、軽度な穴による苦情が多いと感じております。市ではレミファルト、こういったものですよね(資料掲示)、簡単にこういった穴に圧着すれば段差がなくなるようなレミファルトを原材料支給していると聞いておりますが、私が住んどる市街地では本当に周知が薄いと感じております。希望すれば、市にとりに行ったり、市民センターにとりに行けるという話でありますが、本当に市民へはそのことを周知しているんでしょうか。市民への周知を求める質問でありますが、御答弁をお願いします。 ○議長(小林重樹君) 大福産業経済部長。 ◎産業経済部長大福範義君) お答えさせていただきます。 舗装道路の簡易な維持補修には、今、議員申されましたレミファルト、常温式アスファルト補修材でございます。これは本当に簡易なもので、誰でも取り扱いができるようなものでございます。1袋が20キログラム入りで、そう重たいものではございません。地域で、もし自分たちで補修等を行われるという要望がありましたら、市役所でありましたり、地域局、市民センター等で配布もいたしております。 今、周知の件でございますが、確かに周知のほうは徹底といいますか、できてなかったと思っております。今後、アスファルト補修材が必要な場合にはということで、広報紙、ホームページ等にも掲載させていただきまして、ぜひ皆様方にも簡易な穴埋めには、アスファルト補修材レミファルトを使って補修のほうもしていただければ幸いと思っております。以上です。 ○議長(小林重樹君) 森和之君。
    ◆2番(森和之君) 素人っていったら言葉が悪いのかもしれませんけど、そこそこの技術がある方だったら本当に簡単に補修ができます。こういったものをそこそこ市民の方へ周知して、自分で自分の目の前の道路の補修ができれば苦情っていうものは減って、職員の負担軽減にもつながりますので、ぜひしっかり周知活動よろしくお願い申し上げます。 また、このレミファルトですけども、町内会支援制度などを使って、例えば町内なんかに配るようなことは考えられないんでしょうか。追加の質問ですけど、よろしくお願いします。 ○議長(小林重樹君) 大福産業経済部長。 ◎産業経済部長大福範義君) 今のところ、建設課、西部土木事務所のほうで、こういう補修剤のほうを補完しております。こういう道路の維持管理につきましては、今の建設課、西部土木事務所のほうで対応していきたいと思っております。以上です。 ○議長(小林重樹君) 森和之君。 ◆2番(森和之君) ありがとうございました。 また、このメーカーの名前が恐らくレミファルトでしょうが、かなり耐久性の高いようなものも同じぐらいの値段でいろいろ出ております。配るものも若干吟味した上で、こういったものもいいんではないかというものがありましたら、また変更のほうをよろしくお願い申し上げます。 それでは、3番の新型コロナウイルス対策について質問をさせていただきます。 まず、①と②で、手指消毒液と子供用マスクについて質問させてもらいます。 こういったものであります(資料掲示)。よく市役所なんかでも見かけるし、学校や施設、病院施設なんかでも見かけるものでありましょう。このパネルにあります2つの消毒薬ですが、中にあるものは大体濃度80%のアルコールであります。そのアルコールに塩化ベンザルコニウムなどの界面活性剤を加えて効能を高めている、こういったものです。医療現場にも置いてありますし、医療現場では絶対的な信頼を得たものがアルコールであります。ただ、このアルコール、昔だとよくこういったような形で薬局で買えたんですけども、今本当に全国的に不足しております。そこで、市の備蓄状況は現在どうなっているのかを質問します。 ○議長(小林重樹君) 蛭田健康福祉部長。 ◎健康福祉部長蛭田俊幸君) それではお答えをいたします。 議員おっしゃいますように、アルコール消毒液につきましては、現在、非常に入手困難な状況でございます。今現在の備蓄状況でございますが、5月補正で予算をつけていただきました購入分も含めまして765リッターを確保してるという状況でございます。以上でございます。 ○議長(小林重樹君) 森和之君。 ◆2番(森和之君) それは、本当に高濃度なアルコールですか。最近では、ちょっと聞く醸造アルコールなんかも少しいろいろ名前が聞かれておりますが、御質問します。 ○議長(小林重樹君) 蛭田健康福祉部長。 ◎健康福祉部長蛭田俊幸君) お答えします。 今、備蓄として持っておりますが、基本的には70%以上のものになっております。以上でございます。 ○議長(小林重樹君) 森和之君。 ◆2番(森和之君) コロナが本当に問題視されて、市の備蓄状況の、ここにデータがあるんですけども、そのときに、1月28日付ぐらいに出たやつですけども118リットルのものが、今700リットルぐらい備蓄できてるっていう状況で間違いないですよね。            (健康福祉部長蛭田俊幸君 うなずく) 本当にこのアルコールっていうのはすぐれております。まず、長期間保存しても揮発しない限り殺菌効果が十分得られます。また、揮発性が高く残留が少ないので、あらゆる場所においても使用できます。学校や医療、介護福祉施設には、アルコールをこの700リットルの中から配布できるんでしょうが、ここでアルコールが本当に必要であるというような市内飲食店などにこのアルコールなどを配布できないかというようなことを自分は考えとんですが、それについての答弁はどうでしょうか。 ○議長(小林重樹君) 蛭田健康福祉部長。 ◎健康福祉部長蛭田俊幸君) お答えをいたします。 飲食店を初めとします各種事業者の皆さんも、恐らくお困りの実態があるものというふうには推察してるとこでございます。 ただ、これだけ入手困難な状況におきまして、やはり行政といたしましては医療や介護、福祉あるいは教育といった分野を優先せざるを得ないというのが実情でもございます。 また、災害等の緊急事態に対処するための一定程度の備蓄というものは必ず確保しておく必要もございます。 民間事業者の支援につきましては、今後の入手にかかわる環境がどう変わっていくか、こういったことにもよりますが、その推移等を見きわめながら、経済対策としての必要性も含めて、関係部署と検討してまいりたいと思っております。以上でございます。 ○議長(小林重樹君) 森和之君。 ◆2番(森和之君) ちょっと飲食業に振りましたが、これからコロナウイルスに対して、我々市民も下を向いてばかりでは生活できないわけであります。ある程度ウイルスというものを理解した上で、しっかりした予防、しっかりした防御をとりながら生活していくのがこれから中心になってくるわけであります。 これからの飲食店も、集客を呼ぶのは、その飲食店がどれぐらいコロナウイルスに対してしっかりとした衛生管理をやってるのかということなんかにも大きくかかわってくる問題であります。食事券もそうでありますが、アルコール消毒液の配布も市の経済を支えるにおいても、僕は必要じゃないかと思っております。 また、これから終息の兆しが見えるような感じもしますが、このまま、恐らくイベントなんかをずっと自粛、自粛、自粛では絶対だめだと思うんです。イベントも、恐らく高梁市でもそうですし、全国でもいろんなことを感染予防に留意しながら行っていく上においても、そこにアルコール消毒液があるとなると、イベントの安心感にもつながるのであります。 市からなかなかそういったものを提供するのは難しいかもしれませんが、こういった飲食店、こういったイベントなんかに、もし市のほうに何とかしてくれないかというようなお願いがありましたら、ぜひとも前向きな検討を自分は祈るわけでありますが、答弁ございますでしょうか。 ○議長(小林重樹君) 蛭田健康福祉部長。 ◎健康福祉部長蛭田俊幸君) お答えをいたします。 先ほど765リットル、今備蓄があるというふうに申しましたが、やはり緊急時のための備蓄用として500リットル程度は確保しておかなければならないと考えてます。各部署での使用量、市が必要とする使用量について今後の見込みを調査しておりますが、月当たり約200リットル程度は必要だろうと。また、さまざまな事業の再開等に伴いまして、今後使用量は徐々にふえていくとも予測をいたしております。 今回の6月補正におきましては、1,600リットル分の購入予算をお願いしてるところでございますが、一気に確保できる購入先の見通しというのも立っておりません。それが現状でございます。ですから、そこら辺の購入状況、そういったことも含めまして、先ほど申しましたように、環境がどう変わっていくか、それも踏まえて対応については検討していきたいと考えております。以上でございます。 ○議長(小林重樹君) 森和之君。 ◆2番(森和之君) ちょっとここにデータもあるんですが、それは出さないでおきましょう。さまざまな手を尽くして、しっかり備蓄して、市内飲食業だとか、イベントだとか、あと医療、介護、学校、そういったもんに安定的にアルコール消毒薬が供給されることを希望しております。 それでは、2番目の質問に移らさせていただきます。 ②の質問であります。 アルコールもそうですけども、子供用のマスク、これがまた現在も本当に品不足で、保護者の方も手をやくぐらい手に入らない状況が続いております。大人用のマスクは購入券などを配りまして、市民の方にマスクが買えるような状況を生みました。子供用マスクもなかなか難しいでしょうが、できれば購入券などによる支援はできないか。 また、備蓄品に子供用のマスクをこれから先、加えるべきじゃないかという自分の考えでありますが、そのことに関しまして答弁をよろしくお願いします。 ○議長(小林重樹君) 近藤市長。 ◎市長(近藤隆則君) お答えをさせていただきます。 子供用のマスク、確かに今、非常に不足をしておるという現状でございます。大人用のマスクが、これで18センチぐらいあるらしいですが、18センチ縦が9センチって聞いておりますが、14.5センチ、それより小さいのが12.5センチということで聞いております。 それを手配させていただくようなことで、八方、今、当たりをつけているとこでございます。当然必要と思っておりますし、今、手づくりマスクということで、それも一つのいい方法だと思いますが、子供さん方、つけていっていただいております。ただ、これから備えておかなければならない第2波、第3波ということもございますので、子供用のマスクの確保ということについて全力を尽くしたいと考えておるとこでございます。 ○議長(小林重樹君) 森和之君。 ◆2番(森和之君) まさにそのとおりであります。今、逆に言うと、アルコールにしてもマスクにしても手に入れやすいような現状が生まれております。ここでしっかり購入をして、備蓄をして、第2波、第3波に備える、本当にこれは大事なことであります。 この2つの質問を自分が出したのは、消毒薬とマスクであります。平成30年水害の経験が、消毒薬とマスク、備蓄の中に生かされていたのかを問う質問でもありました。市の備蓄品の見直しと、こういったものには専門的な知識を有する人からのアドバイスもぜひ必要になってくると思います。御検討くださいと申し添えまして、次の質問に移らさせていただきます。 それでは、(2)成羽病院についてであります。 金曜日は石田議員が、本日は黒川議員が、高梁市医療計画の中で、新型コロナウイルスのような緊急事態に対処するために、どういった取り組みをこの中で考えているのかといった質問をいたしました。個人的には県であるとか国であるとか、少し歯切れの悪い答弁であったなと感じております。 公営の病院として成羽病院は運営されております。公営の病院というならば、やはり果たすべき役割というものがあって当たり前だろうと市民の多くは考えていると思います。 そこで質問させていただきます。 ①今回のような国が指定する感染症に対応するべく発熱外来を設けるべきではないでしょうか、御質問します。 ○議長(小林重樹君) 久保木病院事務長。 ◎病院事務長(久保木英介君) お答えをさせていただきます。 成羽病院には、平成14年、平成15年に、SARSという感染症が流行したときに、別棟で発熱外来、待合室と診察室を兼ねた建物でございますけれども、こちらを新設いたしまして、今回の新型コロナウイルス感染症に対しましても対応をさせていただいておるところでございます。以上でございます。 ○議長(小林重樹君) 森和之君。 ◆2番(森和之君) ちょっと僕も久保木さんにお願いして見に行ってまいりました(資料掲示)。病院の外にこういったようなものが用意してあって、中を見せていただいたんですけども、大変すばらしいつくりでありました。本当に感染症によく留意されて、発熱外来をしっかり設けとるなというような現状でありましたが。 やや問題があるとすると、動線にちょっと難があるのかなと。あそこに入れて、患者のCTなりレントゲンとかを撮るに当たり、外を通さなきゃならないってことで、プライバシーや住民の不安などをあおるものではないかなと思っております。これを悪いと言っとるわけではありません。できれば、今後さらにいいような改良をしていただいて、こういった本当に重大な局面が起きた場合には、ここをしっかりとした発熱外来として動かしてほしいと思うんでありますが、どうでしょうか。 ○議長(小林重樹君) 久保木病院事務長。 ◎病院事務長(久保木英介君) お答えをさせていただきます。 病院の中でこういった感染症法に指定されるような感染症を診るときには、どうしても一般の患者さんとの動線に一番気を使います。現在の建物の中を移動させるっていう方法もあるにはありますけれども、やはり相当なバリアといいますか、つくる必要がありますので、今回の事態に対しましては、CTを撮りにいくときに少し外を回る、これについておっしゃっているんだろうと思うんですけれども、できるだけプライバシーに、人目につかないような方法でありますとか、雨のときなんかちょっと困るわけですけれども、そこにはいろいろな道具を使って配慮しようというふうに思っております。ただ、先ほど言いましたように、一般の患者さんを診るのがメインでございますので、こういったときに備えて改造してまでっていうルートを今つくることは考えておりません。ただ、平生起きます季節性のインフルエンザなんかの感染症に対しましては、それぞれ待合室を設けておりますので、そこまで設ける必要はないと思っておりますので、現状でやっていけるのかなというふうには考えております。以上でございます。 ○議長(小林重樹君) 森和之君。 ◆2番(森和之君) ありがとうございました。 それでは、改良要望ということで、一応自分は伝えておきます。 それでは、②の質問に移らさせていただきます。 金曜の答弁の中で、蛭田部長だったと思うんですけども、新型コロナウイルス対策、市内での発生等を考えると、第2波、第3波の到来が懸念されていると。万全を期すためには、あらゆる想定に対応した環境整備が必要と考えているとの答弁がありました。 そこで、これは②の質問であります。 新型コロナウイルスのような感染症の大流行時には、4階の療養病棟を感染症病棟として稼働すべきではないかとの質問でありますが、答弁を求めます。 ○議長(小林重樹君) 久保木病院事務長。 ◎病院事務長(久保木英介君) お答えをさせていただきます。 成羽病院は岡山県の新型インフルエンザ等協力医療機関っていうものになっておりますので、そもそもこういった事態が起きたときには、県の要請がありましたら入院患者を受け入れるっていうような役割がございます。 たまたまといいますか、4階病棟が現在稼働率が下がっておりますので、空き病床がございます。ここを利用して、中等症以上の患者さんを、県からの要請があったら受け入れるような準備をしているところでございます。ただ、これは、岡山県内で爆発的に起きたピーク時を想定しての考えでございますので、今すぐどうこうとかっていうことではございません。それなりの役割を担わされていますので、万全な体制をとっているところでございます。以上でございます。 ○議長(小林重樹君) 森和之君。 ◆2番(森和之君) それは確かにそうでしょう。ただ、蛭田部長は言われました。県が用意した施設であるとか、もしくは自宅で診るというのは困難な場合も恐らくその想定に入ってるものだと思います。 僕は、常にそこを感染症病棟として動かせと言っとるわけではありません。 病院を見に行かせていただきましたが、僕が入ったわけじゃないです。これは許可を得て撮影をしてもらったんですけども、このように(資料掲示)ナイロンで間仕切りをしとるわけであります。これは当然、院内感染等、そういうものに対応して、こういった形でここに患者を置くというようなものでありましょうが。でも、本当に急ごしらえといいますか、こんなんで本当に大丈夫みたいな感じのものであります。いろんなケースを想定して、と言いました。公営病院であるならば、こういったときにはここに間仕切りがきっちり打てるように枠が切ってあるとか、ここを例えば陰圧室を持っていくような形にするとか、そんなきっちり間仕切りができてて、普通は療養病棟として稼働して、今回のこのようなケースが起きたときにはパーティションがきっちり打てるようなシステムをつくっとくとか、そういったような取り組みが、僕は成羽病院にあってもいいんじゃないかと思うんです。 国とか県の動きに注意してとか、留意してとか、そんなことを言ってたら本当に、高梁市なんかで1件クラスターが起きると、もう大変なことになるのであります。高梁市のこういったものに対しての病床数の少なさっていったら、僕は一応情報で持っておりますし、また病室の設備もしかりであります。もしできれば、こういったことに対して、公営の成羽病院がこういった緊急事態にはこういった形で動かせるというんであれば、僕は赤字経営が続いても成羽病院の存在価値っていうのはあると思うんです。だから、そういったもんに取り組んでいただきたい。医療の中の話の中でです。細かいことをぐじぐじ言うんじゃなしに。そういったものが市民の安全とか安心につながるわけであります。そういったもんになかなかお金もかかることでありましょうし、環境整備も大変でありましょうが、ぜひ前向きな検討を僕は期待するわけであります。何か、もし御答弁ありましたらどうぞ。 ○議長(小林重樹君) 久保木病院事務長。 ◎病院事務長(久保木英介君) お答えをさせていただきます。 4階の42床について、現在、削減なり転換なりの検討をいたしております。将来、42床全部使うような需要は見込んでおりませんので、その空き病床を使って療養環境の改善をしたいというふうに考えております。1人当たりの床面積、細かい話ですけれども、8平方メートル以上確保したいって思っておりますので、そうなると4床室を2床室化するっていうことを視野に、現在検討しております。 あらかじめ、こういった感染症の爆発に備えてあけておくっていうことは、ちょっと経済的にあれですので、議員がおっしゃったように、こういった事態が起きたときに対応できるような方法は、総合的に考えてまいりたいというふうに考えております。以上でございます。 ○議長(小林重樹君) 森和之君。 ◆2番(森和之君) ちょっとテンションが上がりましたが、本当にそういったことを考えていただければ、成羽病院の存在価値も上がりますし、またそういうもんに取り組むことになると、これは③の質問になりますよね。看護師、臨床検査技師の研修、また陰圧部屋の整備なんかが本当に必要になってくると思います。そういったものを考えるんでありますが、どうでしょうか。 ○議長(小林重樹君) 久保木病院事務長。 ◎病院事務長(久保木英介君) お答えをいたします。 陰圧部屋のことをおっしゃいましたけれども、現在3階に前室を備えた本格的な陰圧室は1室ございます。これは季節的なインフルエンザ等のときに、1床しかありませんから利用しております。今回4階で準備をしております、4階には陰圧室はございませんけれども、これを全て陰圧化するっていうことは設備投資も非常にかかりますので、ちょっとそこは考えておりません。 あと、研修ですけれども、病院は感染対策と医療安全対策というのは大きな項目でございまして、これは専門研修のほかに、全体研修で100%研修するというようなこともございます。今回、防護服の着脱訓練でありますとか、動線に沿った職員のそれぞれの研修をしており非常に重要なことだと思っておりますので、今後も研修には努めてまいりたいと考えております。以上でございます。 ○議長(小林重樹君) 森和之君。 ◆2番(森和之君) ありがとうございました。 岡山県でも当然患者は出ておるわけであります。患者を受け入れた県の特定医療機関への生の研修、生の声なんかも、この医療連携の中で、看護師もしくは臨床検査技師、その他病院関係者なんかも派遣して研修するような取り組みも僕は必要じゃないかなと思ってますんで、そのこともよろしくお願い申し上げます。 それでは、(3)に移ります。学校教育現場における対応についてであります。 ①になります。 コロナウイルスに感染しないためには3密を避けるということで、教育現場では換気に気を配っていることだと思います。 初日に伊藤議員が同じ意味合いで質問されましたが、冬場についての答弁までは至っておりませんでした。冬場の換気対策はどのように取り組むのか、御質問します。 ○議長(小林重樹君) 小田教育長。 ◎教育長(小田幸伸君) お答えいたします。 コロナの中で、感染症がはやってる中で、学校をあけておくということにつきまして、換気は非常に重要な役割を果たすものだというふうに認識しております。そうした中で、寒い中、窓がなかなかあけにくいというような中でも換気は行っていく必要があります。もちろん完全ということはなかなか難しいわけではございますけれども、エアコン等をつけますが、エアコンは空気が回るだけで換気にはなりません。どうしても戸でありますとか、窓等はあけるということも必要でございます。冬場につきましては、今まで夏場よりも窓のあけ方は小さくなるだろうと。ただし、エアコンもつけながら、しかもあけるようにもなるだろうというような工夫をするというようなことで。また、休み時間は、子供が特に寒いわけではございませんので全開すると。そういう工夫を重ねることによって、冬場の換気を何とかやっていきたいというふうに思っております。以上でございます。 ○議長(小林重樹君) 森和之君。 ◆2番(森和之君) 冬場、ちょっと心配してるんです。窓をあけると本当に寒いんで、逆に風邪を引いたりしないかなというようなことを僕は思うんです。 いろんな学校のとこ、ちょっと窓枠を見せてもらいましたけども、意外に下と上の窓が分かれてるとこが結構多いんです。できれば、空気を入れる換気扇であるようなものをつけていただければ、そういったことなんかも少し軽減できるのかなと自分は思うとります。エアコンをしっかり回して、電気代がすごいかかって、それをまた保護者のほうに求めるようなことの本末転倒などないように、しっかりとやっていただきたいと思います。 なかなか、30分の発言時間ですので、少し短くなってまいりました。 それでは、もう最後の質問に移らさせていただきます。 ②であります。 高梁市は緊急事態宣言の中でも小・中学校の休業は行いませんでした。最初のころは賛否両論ありましたが、英断ともとれる判断であったと自分は思っております。このような英断に至った市長の判断根拠を問うもんでありますが、市長、よろしくお願いします。 ○議長(小林重樹君) 近藤市長。 ◎市長(近藤隆則君) お答えをさせていただきます。 学校を4月7日からあけるという判断の根拠ということでお尋ねだと思いますが、まず3月の休業を受けて、これは教育長が今議会でも答弁をさせていただいておりますが、子供の心のストレスとか、そういった状況が見受けられる、顕著になるということも一つあったわけでございます。また、家庭内においても、保護者の方と一緒にずっとおるということの環境もあった、もしくは1人だけになる場合の環境もあったということも承知をしておるとこでございます。そうなるんであれば、学校で子供さんを預かる、もちろん学童もあけておりましたんで、3月は。子供を預かるということのほうがより健全ではないかと、そういう判断もしたわけでございます。 ただ、前提はあります。それは保護者の方、もちろん学校関係の方という、そこら辺からいわゆる感染をされた方が出ないというのが大前提ではあったわけであります。ですから、必要以上に協力をお願い申し上げ、学校はそうした感染が大人から発生してない限りは、子供たちにとっては安全な場所ですよと。また、心身ともに安心して暮らせる場所ですよという判断をさせていただきました。 もう一つは、これも教育長が御答弁させていただいておりますが、子供たちが昼を欠食するという傾向もあったわけでございます。朝も食べないという子供もいるわけでありますので、そういったときに昼を欠食する、もちろん給食というのは栄養バランスを非常に考えてつくった食事でもありますので、そうした栄養に関係するバランスがとれなくなってきているということも危惧をされたわけでございます。もちろん、給食というものは本当に、市内、県内から調達する割合も6割ぐらいありますが、それにも増して子供たちの食事環境を守っていくということも一つの判断であったわけであります。 それから、もう一つは、学校をそういう形であけることによって、心身それから栄養のバランス、そして学校を開設するということによるさまざまな学校の学習の関係、そうしたことも守られてくるということでございます。これも、もう既に3月の休業中の学習のおくれというものは取り戻してきておるわけでございます。あとは、運動会とか、修学旅行とか、そういったとこをどうするかなというのは一つ残っているところで、これが2学期の課題だろうと思っておりますが、それをするために8月24日から学校を始めますよ、2学期始めますよということでございますが、そうした学習面のことも非常に気にしたわけでございます。 確かに、GIGAスクール構想の中で、全ての子供たちにということはありますが、やはり現場で、生で子供たちと接するというのは、やはり授業を受ける、また子供たちが勉強する環境では一番いいわけであるわけでございますので、そうしたことを考えたというのが大きな理由でございます。以上です。 ○議長(小林重樹君) 森和之君。 ◆2番(森和之君) 決断するに当たってはプロセスがあるって言った、それですよね、市長。いろんなプロセスを経て、市長の本当に英断でありました。 岡山県でもなかなか、小・中学校を動かした自治体というのは本当に少なかったんであります。こういったものは、今となっては結果論であるかもしれませんが、高梁市って本当にすごいとこだねというような言葉なんか、僕も聞こえたりします。本当に英断だったことに関しまして、しっかりとしたことの判断の上で、市長がこういった判断をしたのだなということを長々と説明いただきましてありがとうございました。 ただ一点、その中で聞きたいことがあります。 南のほうでは、本当に大きな声をして、子供の命は僕が守るというような市長もいらっしゃいます。市長は言われました、責任は自分がとればいいと。どういったような責任をまず、これ、事態が起こったときには考えられとったんでしょうか。 ○議長(小林重樹君) 近藤市長。 ◎市長(近藤隆則君) 短くお答えをさせていただきます。 責任というのはいろいろあると思います。最終責任は私は負うという覚悟は持っておりました。その前に、やはりクラスターというものが発生してはいけない。だから、もし万一そういうのが発生したときの対応というのは、やはり学校を閉鎖するということは当然考えてまいります。そのときにも、それ以上拡散させないという対応を、これはマニュアルを持っておりますので、そのマニュアルの中で対応させていただく。そして、保護者の方、関係者の方にも十分それの御注意をいただくということでございます。 これは英断でもなくて、市民の皆さん、関係者の皆さんが、子供たちを守るんだという強い気持ちのあらわれ、結果だと私は思っております。結果論としてということでおっしゃいましたが、私はこれは皆さんの本当にすごい協力のたまものあるというふうに感謝を申し上げたいと思っております。以上です。 ○議長(小林重樹君) 森和之君。 ◆2番(森和之君) それは僕が言おうかなと思ってたところなんですけども、市長に答えられてしまいました。本当に、市民のみんなが協力したからこそ、この結果があったんだと思います。 コロナウイルスの蔓延で、本当に日本全国、大変な思いをされております。ただ、高梁市にとっては、小・中学校を動かした、一人の感染者も出なかったというようなことは、本当にこれから強みになってくるんじゃないかと思います。 ちょっと質問の意図が外れますが、これを機に、これは本当にまちづくりにもつなげていくチャンスと僕は考えるんですけども、市長はそのことについて、最後、何かもし、前向きで、市民が明るくなるような答弁がありましたら、ぜひよろしくお願いします。 ○議長(小林重樹君) 市長、答弁なさいますか。 近藤市長。 ◎市長(近藤隆則君) 今回のコロナウイルスに関してのことでお答えをしたいと思いますが、これをこれからずっと撲滅されるということではないんだろうと思いますので、ともに生きていかなければならないという体制になると思います。そのときに、これは日本人がそうでしょうけど、子供たちが今手洗いというのを一生懸命学校でも習います。これはもう、ちっちゃい子から全部習うわけであります。これはいいことだと思いますが、この気持ちとして、みんなこうやって自分を守る、周りの方にうつさない、守っていくんだということ、家族を守るんだということ、こういった教育というのは非常に大きなものだと思ってます。 このことは、高梁市が進めている人づくりというものにつながってくるんだろうと思いますので、そうした人づくりが、高梁市がより一層進んでいく、今回のことの経験も踏まえて進んでいくということになれば、高梁市のまちでこれからも子供たちを子育てをしよう、住んでいこうという方が、これからどんどんどんどんふえてきてほしい。もしくは、市外に出ようかという方が、やはりこのまちいいねということでとどまっていただくことで、まちの活気というものがこれからも続いていくということを期待し、また我々もそう思っていかないといけないと考えております。 ○議長(小林重樹君) 森和之君。 ◆2番(森和之君) ありがとうございました。 本当に市長、次に再選を願うんであれば、市民はやっぱり1期目、2期目、3期目より強いリーダーシップを望んどるわけであります。本当に市民に寄り添い、市民の声がしっかり聞ける、そのようなものを自分は期待しております。1人が大きな声を出しただけで何になるというような声も聞こえますが、やはり思いが伝わらなければ、高梁市、本当につまらないまちになっていくと思いますので、ぜひともよろしくお願い申し上げます。 以上をもちまして森和之の質問を終わらさせていただきます。ありがとうございました。 ○議長(小林重樹君) これで森和之君の一般質問を終わります。 以上で本日の議事日程は終わりました。 念のため申し上げます。次会は16日、追加議案の上程、説明、議案質疑、委員会付託などを予定いたしております。 本日はこれにて散会いたします。            午後0時6分 散会...